冬に海外旅行へ行くなら、ハワイやグアムの常夏の島が人気だと思います。
では、フランス・パリはどうでしょう?冬のパリと言えば、日照時間も短かく、寒くて暗くてせっかくの海外旅行が楽しめないのではないかと思われがちです。
そんなイメージの冬のパリですが、過ごし方次第では、オフシーズンの料金でリーズナブルに素敵な時間を過ごすことができるのです。
確かに、観光地を出来るだけたくさん巡りたいという旅を望むなら、冬のパリはおすすめしません。
もし、パリの日常の風景をのぞいて見たい、パリで暮らすように過ごしてみたい、そんな旅を望むなら、冬のパリはおすすめです。
冬に行くおすすめパリ旅行プラン
私がおすすめしたい海外旅行プランは冬のパリで暮らすように旅する7日間のプランです。
カップルで行かれる方、一人旅の方に、ぜひおすすめしたいプランです。
冬のパリ7日間の旅程
1日目 成田空港(羽田空港)出発
2日目 パリ・シャルル・ド・ゴール空港到着/市内観光
3日目 市内観光
4日目 市内観光
5日目 市内観光
6日目 パリ・シャルル・ゴール・空港出発
7日間 成田空港(羽田空港)到着
この旅程で予算は20万円ほどでしょうか。
まず飛行機ですが、日本からの便は同日着より、次の日の朝到着の便がおすすめです。同日着でもその日は何も出来ませんし、一泊分ホテル代が節約出来ます。ご予算に余裕があるなら、同日着の便に搭乗し、その日はホテルでゆっくりされて次の日に備えるのも良いと思います。
空港についたら、パリ市内に向かいます。パリ市内に向かう交通手段は3通りあります。
1、エールフランスバス
2、ロワシーバス
3、RER
まず、RERはおすすめしません。駅構内を重たいスーツケースを持って移動するのは大変ですし、空港からの路線はあまり治安も良くないと言われています。私のおすすめはエールフランスバスです。ロワシーバスの方が料金は安く済みますが、重いスーツケースを自分で荷物置き場に運ばなければならなかったり、座席も少なかったり、少し大変です。
エールフランスバス、スーツケースもバスの下に入れてもらえますし、ゆったりとパリ市内に向かえます。きれいなバスですよ。宿泊先がオペラ界隈なら、ロワシーバスの方が便利です。宿泊先の場所や予算に合わせて選択するとが良いと思います。パリ市内にそして注意点が一つ。到着したら、そこからはタクシーでホテルに向かった方が良いでしょう。重いスーツケースを抱えて、徒歩での移動は、スリ・ひったくりなどに狙われやすいので、安全面を考慮して、タクシーを使いましょう。
冬のパリの宿泊先、グルメ情報の紹介
そして、冬のパリ旅行を充実させるために1番こだわりたいのが、宿泊先です。冬のパリは日照時間が短い分、ホテルで過ごす時間が長くなります。この時間を充実させたものにするために、私がおすすめしたいのは、アパルトマンでの滞在です。
パリには短期でも借りられるアパルトマンも結構あります。パリ生活社という会社で紹介してもらえます。また、アパルトマンタイプのキッチン付きホテルというのもあります。アパルトマンホテルシタディーヌなら、アパルトマンのように過ごすことができて、ホテルのようにレセプションも利用ができるので安心です。
フランスは芸術だけでなく、農業大国でもあります。新鮮なお野菜や果物が豊富に手に入ります。調味料も充実しています。メゾン・ドゥ・ラ・トリュフの塩トリュフや日本では高価なエシレのバターもフランスではずいぶんリーズナブルに手に入ります。現地の食材や調味料を使って、ディナーを自分で作って見るのも楽しいです。
マルシェに行って見るのも楽しいです。フランス農業大国なだけあって、マルシェがとても充実しています。ぜひ、現地でマルシェ用にカゴバックやエコバッグを手に入れて、マルシェでお買い物してみましょう。フランスの日常の風景をのぞいてみて下さい。とても活気があって面白いですよ。毎日どこかしらでマルシェはやっていますが、パリでは日曜日に開催されるラスパイユのビオ(オーガニック)マルシェが有名です。マルシェは是非、のぞいてみて下さいね。
そして、私のおすすめはの滞在先は、サンジェルマンデプレ界隈です。この辺りは美味しいお惣菜屋さんやブランジュリーの宝庫です。お惣菜もケーキも美味しい名店ジェラールミロや、人気のパン屋さん、ポワラーヌもあります。老舗デパートボンマルシェへもお散歩しながら歩いていける距離です。カフェも歴史あるカフェが充実しています。
宿泊先で荷物を置いたら、カフェに朝食を食べに行ってみましょう。『レゼディトゥール』の朝食のクロワッサンはサクサクでとても美味しかったですよ。朝食食べて、カフェクレームでも飲んで、一息ついたら、ボンマルシェに買い出しに行きましょう。ボンマルシェでおすすめなのが、調味料売り場。珍しい調味料がたくさん並んで、ワクワクしてしまいます。ゲランドのお塩やトリュフ塩をパラパラとふりかけるだけで、サラダやオムレツの仕上がりが違いますね。残った調味料は、持ち帰えれば、フランスの思い出の味として、素敵なお土産になります。
ボンマルシェは、バターは量り売りしてもらえるので是非お試しを。フランスはエシレやボルディエなど、バターがとにかく美味しいのです。夜のお楽しみに、チーズとワインも是非どうぞ。ワイン瓶が空いたら、お花屋さんを訪ねてみましょう。ワインの空き瓶に、一輪でもお花を飾ってみると素敵です。フランスのお花屋さん、とても素敵なのでのぞいてみて下さいね。
冬のパリでの服装は?
そして、冬のパリでの服装についてです。冬のパリはやはり冷え込みます。ダウンコートは持って行った方が良いと思います。カイロもあった方が良いと思います。レストランでは、少しエレガントな服装が良いと思います。女性の方なら、綺麗めなワンピースにニットのカーディガン、男性ならスーツを一枚用意していれば安心です。基本的には持ち物は最小限で良いと思います。
足りないものは現地調達すれば良いです。素敵なものがたくさんある国ですから。一つ、注意点として、冬のパリは寒いのですが、パリの街並みはとてもエレガントで洗練されています。せっかくなので、少しおしゃれをした方が楽しめると思います。防寒はなるべく、ヒートテックなどを活用して、肌着を暖かなものにしたり、ニットのパンツを重ね履きしたり、カイロを見えない所に貼ったり、見えない所で防寒対策をして、見えるところはちょっとおしゃれしてみて下さい。
パリの雑貨屋さんでは、手頃なアクセサリーも手に入りますし、それも素敵な旅の思い出になります。アクセサリーを替えるだけで、同じ服装でもイメージが変わるものです。フランス人は、アクセサリーを使って、上手におしゃれをしていますよ。ブランド品を着飾るだけがおしゃれではないのが、フランス人の素敵なところです。
冬は日照時間は確かに短かくなってしまいますが、クリスマスシーズンならイルミネーションがとてもロマンチックです。カップルの方は是非おすすめです。クリスマスマーケットも楽しいです。可愛いオーナメントをお土産にするのも良いですね。1月なら、ソルドのじきです。ショッピングも楽しめます。
まとめ
冬のフランスは確かに寒いし、暗いし、観光地を訪れる時間は短かくなってしまいます。ただ観光地を巡るだけが、充実した海外旅行というわけではないと思います。のんびり、その国で暮らすように過ごすことも、観光地巡りでは経験できない楽しさがあります。
そして、服装についての注意点。是非、少しだけおしゃれしてみて下さい。高価なブランド品じゃなくて良いのです。(むしろスリ・ひったくりに狙われるのでダメです!)それも良い思い出にります。これが私のおすすめの冬の海外旅行プランです。冬のフランス・パリぜひ、おすすめしたいです。
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