私が初めて一人で海外旅行の計画を立て、実際に現地に行くまでに学んだことや、現地へ行った際の注意すべき事やトラブルへの対処などをお話しします。
旅行地の設定から予算設定、荷造りやコミュニケーションの事前学習などのプランニングから、現地へ行った際のトラブルや思い出、現地の人との交流など、一人だからこそ苦労する点、達成感ややりがいを感じた部分を綴っていきたいと思います。
一人で行く海外旅行の計画の立て方はどうしたらいいか?
一人で行く海外旅行とは、まず最初に、旅行地の設定などのプランニングから始まります。旅行をする際、計画をたてることは必須ですが一人で計画を1から立てる事は予想以上に大変な作業でした。
私が旅行へ行こうと決意したのも漠然と一人旅がしたいと思い立ったからで、具体的なビジョンは全くない状態からのスタートでした。
旅行会社やツアープランニングの会社を利用しようとも考えましたが、1から計画を建ててみるのも面白いと思い挑戦してみました。
私は、東南アジアへの旅行にずっと憧れていましたので、東南アジア諸国のどこかを旅行先に決めようと考えました。そこからはインターネットを使い情報を収集、時期や宿泊施設の空き情報などを調べ、現地の観光スポットの治安なども下調べしました。
その結果、タイを旅行先とすることに決めました。
理由は食べ物の魅力です。海外旅行の醍醐味と言えば現地での料理や食べ物、飲み物などです。タイではたくさんの屋台が街の至る所にあるという情報があり、物価も比較的安価で済むことから、経費面での心配が少ないということも決め手でした。
当初より、ロングステイは、経費や自分のスケジュール的に難しかったので4泊5日程度の日程で調整しなければなりませんでした。
プランニングの際に注意しなければならないのは、やはり費用の心配です。慣れない海外の旅では急な出費やトラブル等は付き物とのことで、現地では所持金に多少のゆとりをもって考えなければなりません。あらかじめ、物価や食べ物の値段などは下調べしておく必要があります。
タイへの旅費は、航空券も時期によっては最安値で1万円台からあり、宿泊施設も割安の宿泊プランがあったのがとても魅力的で、活用させて頂きました。
行き当たりばったりの自由旅も良いですが、現地でのトラブルを避ける為、金銭面や宿泊地の手配などはできるだけ日本で早期に手配しておくと心配も少なくなります。
一人で行く海外旅行の体験談
次に、私が実際にタイ旅行の現地での体験談や印象深かったことなどを紹介したいと思います。
タイ旅行でまず訪れたのはバンコクです。約7時間程のフライトは、飛行機に数えるほどしか乗ったことのない私にとってはかなり長く感じましたが、国境を越え異国の地に足を踏み入れた感覚というのは高揚感と不安感が入り混じってなんとも言い難い感覚でした。
飛行機を降り空港に着くと、異国の地ならではの香りが漂ってきました。日本は海外の方が訪れると醤油の香りがすると言いますが、タイに降り立った際は香辛料のような食欲をそそる香りがとても印象的でした。
機内食もそこそこにお腹を空かしていた私は、香りにつられて食事をとることにしました。
お恥ずかしながら、私は全く外国語が話せません。タイ語はおろか英語も簡単なあいさつや日常会話が関の山で、それでいて一人海外旅行とは、まったくもって無計画な話ですが、いざいってみると案外、コミュニケーションがとれるものでした。
勇気を振り絞って話しかけてみると、簡単な英語とボディーランゲージを交えた会話で、十分な意思疎通とは言えませんが、なんとか自分の目的を伝えたりすることはできましたし、相手の言いたい事もニュアンス程度なら読み取ることができました。
バンコク市内で食事をするために、移動手段としてタクシーを使うことにしました。
日本と比べて、タクシーは格安で、感覚的には10分の1程度でしょうか。
タイでは、タクシーは日本よりももっと身近で庶民的な交通手段なのだという事なのでしょう。旅行中はだいぶタクシーにお世話になりました。
しかしここで予想外だったのが、バンコク市内での渋滞です。バンコク市内の道路は至るところ凄まじい渋滞で、短距離を移動するにもかなりの時間を要しました。
私はゆっくりとした旅行を楽しみたかったので、計画にもかなりの余裕を設けていたので痛手にはなりませんでしたが、旅行先での交通機関などは不確定な要素も多いので注意しなければないらないというのは、学んだことの一つです。
予定よりだいぶ遅れてしまいましたが、バンコク市内の繁華街へ到着。
露店がたくさんならんでおり、とても賑やかな雰囲気の中で食事を楽しみました。
日本で食べられるガパオなどの料理も、本場の味はまた全然違っていて、香辛料がしっかり効いてとても美味しかったです。
露店の店主さんも、日本の観光客はよく来るのでしょうか、簡単な日本語を話してくれる方もいて、とてもフレンドリーに接してくれました。
一人での行動はやはり不安でしたが、こういった現地の方の心遣いなどで、寂しさや不安はだいぶ緩和されました。食事も想像していた以上に美味しい料理が多く、お酒も入ってついつい食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまう事が多かったです。
二日目以降は、市内の観光地や寺院などを巡りました。
寝釈迦などは大きく迫力に溢れ、とてもインパクトがありました。しかしここでアクシデントも。バンコク市内では川幅のある河が流れている場所があり、小さなチャーター船で移動する機会があるのですが、船揺れと人の多さにひどい船酔いを起こしてしまいダウンすることも度々。
現地では生憎、酔い止め薬を入手する事ができずだいぶ悩まされました。
私は失念していましたが、常備薬等はなかなか自分に合うものを入手することが難しいので、薬などを常備している方は忘れる事なく必ず持っていくことをお勧めします。
他にあったアクシデントは、タクシーでの出来事で。私は英語が話せなかったので、紙に行き先を書いたりして運転手さんに伝えたのですが、運転手さんの中には海外観光客の男性だとわかると、夜遊びのお店の前で降ろしていってしまうという事があるようで、これは日本へ帰ったあとに調べてわかったことなのですが、そのようなお店で私達が遊んでいくと、連れてきた運転手さんにバックチップが入るという仕組みになっているそうです。
私も旅行中に二回ほどお店の前で降ろされ、何度かタクシーを乗り継いだのですが、中にはこういった旅行客相手に少しあくどいビジネスを行っている人々もいるようなので注意が必要です。
一人で行く海外旅行で学んだこと
一人で計画し、一人で赴く海外旅行で学んだことは、やはり現地の人々に助けを求めり、コミュニケーションをとろうとする勇気です。事前のプランニングや下調べもとても重要ですが、いざ現地にいくと予期せぬトラブルやアクシデントに遭遇する事態も少なくありません。
そういった際には、やはり現地の方々に助けを求めることが効果的です。
英語や現地の言葉が離せなくとも、ボディランゲージなどを使えば伝わる事も多くありますし、今はスマホの翻訳アプリなどを活用することで、言葉の壁を乗り越えることもできます。
そういった中で、勇気を出して現地の方とコミュニケーションをとることは一番大切で、自分を成長させる事だと学びました。
まとめ
最後に、これから一人での海外旅行を計画し、実際に旅行することを考えている方へのアドバイスと注意点です。
一人で行く海外旅行には多くの魅力がありますが、同時にアクシデントやトラブルにも巻き込まれやすいです。金銭面での思わぬトラブルで泣きをみたり、治安の悪い国に海外旅行へ行けば、身の危険を感じる事もあるようです。
私は幸い身の危険を感じることはありませんでしたが、そういった事態に陥ってからでは遅いので、治安情勢やトラブルシューティングに関しては入念に下調べしていくと良いと思います。
それらをしっかりプランニングしていけば、現地の方との触れ合いや旅行地の魅力を満喫できる一人ならではの楽しい海外旅行ができると思います。
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