現役時代に海外駐在していた時の部下であったタイ人の結婚披露宴に出席するため、海外旅行も兼ねて一人でバンコクへ行ったときに体調不良となり病院へ行く羽目になりました。その時の経験から海外旅行の事前準備の大切さなどをお話したいと思います。
海外旅行中に体調不良になったときの対処方法
長年勤めた会社を定年退職してからは日本で毎日をのんびり暮らしていますが、現役時代には海外駐在が長く、毎月のように世界を飛び回るビジネスマンでした。
そんなことから退職後の今でも互いに連絡し合っている知人・友人、そして後輩が幾つかの国にいますので、年に一度は仕事抜きの海外旅行として各地を訪れて再会を楽しんでいます。
そんな海外旅行の一つに、元部下であったタイ人の結婚披露宴に出席することを第一の目的として一人でバンコクを訪れた旅行がありました。
それは3月のことでしたが、未だ暖房が必要な日本とバンコクとでは大きな温度差がありました。そして私はその暑さですっかり体調不良を起こしてしまったのですが、それによって学んだことが幾つかありました。
披露宴への出席が第一目的とは言え、3泊4日の予定の中には2度のゴルフも計画していましたので、到着日は翌日のゴルフの準備をしてから早めにホテルで休みました。
翌朝は現地在住の後輩達が迎えに来て早速ゴルフ場に、そしてラウンドの後はタイ料理を摘みにビールで再会の乾杯!と考えていたのですが、ゴルフ中に突然体調不良を起こし、心拍の上昇と頭痛が始まったのです。
それでもビニール袋に入れた氷を首筋にあてることで対処しながら何とかラウンドを終えたのですが、後輩たちは念のためにと私をバンコク市内の総合病院に連れて行ってくれたのです。
バンコクには数年間住んでいたことがありましたのでその病院では日本語通訳サービスや海外旅行保険のキャッシュレスサービスが受けられることを知っていましたので安心して受診しました。
そしてその診断結果は「恐らく熱中症でしょうが、念のために一晩入院して下さい」とのことで、とりあえずの対処として点滴を打ちながら休むことになりました。そして暫くすると携帯に着信がありました。
それは海外旅行保険会社の担当者からの電話であり、ホテルは何泊予約してあったか?との質問でした。なぜこんなことを聞くのかと疑問に思い聞いてみたら、中にはホテル代節約目的で仮病入院する被保険者がいるからだそうです。
点滴と休養の効果か、翌朝には体調も回復し、検査の結果も特に異状が認められなかった為に「軽い熱中症」として午後には退院出来ましたが、仮病入院の疑い?が晴れた為に点滴や検査入院の費用はキャッシュレスで無事処理されました。
この時は海外旅行保険に加入しておいて本当に良かったと感じたものでした。そして予定通りその晩の披露宴に参加し、準備しておいたスピーチも上手く出来ましたが、再度の体調不良を懸念して最終日の炎天下でのゴルフは中止しました。
海外旅行中に体調不良になった経験から学んだこと
この経験で学んだことは、気温差のある国への渡航持にはその温度差による体力消耗も考慮して無理な計画を立てないこと。そしてもし体調不良を感じたら、すぐに対処することです。
せっかくの海外旅行だからといって、計画を強行せず安静にし、場合によっては病院にかかるようにしましょう。
海外旅行での体調不良に備えた準備や下調べは大切
海外旅行で万一体調不良になったときのことも考えて、その事前準備と下調べは大切です。
まず、①海外旅行保険には必ず加入すること、そして、②キャッシュレスで対応してくれる病院、出来れば日本語(最低英語)対応が可能な病院を事前に調べておくこと。そして保険会社の信頼を得るためにも、③旅行中の宿泊先がホテルなどの場合は日程通りの宿泊数分を予約しておくこと。
そしてこれらの準備をきちんとしておくことで万が一の時でも適切な対処が出来、安心できる海外旅行となることを再認識したのです。
まとめ
私のように海外旅行に慣れた者でも体調不良になることがありますので、万一の場合に備えて、ネットや経験者からの情報を集めて、不測の事態のための事前準備と下調べをしっかりしておきましょう。
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