Netflixで世界的な人気を集めたドラマ『今際の国のアリス』。
山﨑賢人さん演じる有栖良平(アリス)と、土屋太鳳さん演じる宇佐木(ウサギ)を中心に、突然人の消えた東京の街を舞台として、生き残りをかけた“げぇむ”に挑むサバイバル・サスペンスです。
2020年にシーズン1、2022年にシーズン2が配信され、さらに2025年9月にはシーズン3も世界190カ国以上で配信されました。制作会社ROBOTによると、シーズン1は世界70カ国、シーズン2は世界90カ国でTOP10入りし、シーズン2では17の国と地域で首位を獲得しています。
日本国内だけでなく海外にも多くのファンを持つ作品だけに、
「今際の国のアリスはどこで撮影されたの?」
「あの無人の渋谷は本物?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は、『今際の国のアリス』では東京だけでなく、栃木、神奈川、兵庫、福岡など、日本各地で撮影が行われています。
そこで今回は、『今際の国のアリス』の代表的な撮影場所を紹介しながら、東京と栃木を中心に巡る1泊2日のモデルコースをご紹介します。
映画・ドラマのロケ地巡りが好きな方はもちろん、海外から日本を訪れる『Alice in Borderland』ファンにもおすすめしたい旅行コースです。
『今際の国のアリス』とは?
『今際の国のアリス』は、麻生羽呂さんによる漫画を原作としたNetflixオリジナルシリーズです。
主人公は、ゲーム好きでありながら現実世界では目的を見つけられずにいた青年・有栖良平。
ある日、友人たちと渋谷にいたアリスは、突然街から人が消えてしまった異世界のような東京に迷い込みます。
そこで待っていたのが、命をかけて挑戦することになる“げぇむ”。
ゲームに勝てなければ命を失うという極限状態の中で、アリスたちは生き残るために行動していきます。
Netflixの公式作品ページでは、山﨑賢人さん、土屋太鳳さんらが出演するSFサスペンスシリーズとして紹介されています。
なぜ『今際の国のアリス』のロケ地巡りがおもしろいのか?
『今際の国のアリス』のロケ地巡りには、一般的な聖地巡礼とは少し違った面白さがあります。
それは、
「画面に映っている場所が、そのまま実在する場所とは限らない」
ということです。
特に代表的なのが、作品の冒頭に登場する無人の渋谷。
普通に考えれば、
「渋谷スクランブル交差点を貸し切って撮影したのでは?」
と思ってしまいます。
しかし実際には、無人の渋谷スクランブル交差点の主要な撮影は、栃木県足利市に作られた巨大なオープンセットで行われました。
Netflix公式によれば、渋谷の交差点から100km以上離れた足利市の屋外セットで撮影されています。
これを知ってから作品を見ると、
「ここが本物の渋谷ではないの?」
と、もう一度映像を見返したくなります。
『今際の国のアリス』最大の聖地「足利スクランブルシティスタジオ」
『今際の国のアリス』のロケ地を語るうえで、絶対に外せないのが足利スクランブルシティスタジオです。
栃木県足利市に建設された巨大な屋外セットで、作品内の渋谷スクランブル交差点などが再現されました。
あしかがフィルムコミッションも、シーズン1のロケ地として「旧競馬場跡地内オープンセット(現:足利スクランブルシティスタジオ)」を紹介しています。
さらにシーズン2でも足利スクランブルシティスタジオが使用され、荒廃した東京の世界観を作り上げる重要な撮影場所となりました。
しかし、現在は一般観光できる場所ではありません。
足利スクランブルシティスタジオは、2025年11月9日に最後の一般公開イベントが開催され、2025年末で運営終了となりました。
残念ながら、現在は一般公開されていません。
過去の一般公開イベントでは、2025年3月に約4,700人が訪れるほど注目を集めました。
『今際の国のアリス』ファンだけでなく、映画やドラマのロケ地を訪ねる人からも人気を集めた場所だったことが分かります。
無人の渋谷はどうやって作られた?
『今際の国のアリス』を語るなら、この撮影方法にも触れておきたいところです。
実際の渋谷スクランブル交差点で、人をすべていなくすることは現実的ではありません。
そこで足利市に実物大のセットを作り、そこにVFXを組み合わせて「誰もいない渋谷」を作り上げました。
Netflix公式によると、第1話の無人の渋谷を目にする場面は4分を超えるワンテイクで撮影され、改札口や公衆トイレ、道路などを実際に作り込み、それ以外の部分にはCGIが使用されています。
VFX制作についても、実際の渋谷の雰囲気を再現するため、地面や建物のディテールまで細かく作り込んだことが紹介されています。
この撮影の裏側を知ってから作品を見ると、ロケ地巡りの楽しさが一段と増します。
それでは実際に1泊2日で巡ってみよう
ここからは、『今際の国のアリス』のロケ地をきっかけに、東京と足利の観光スポットを組み合わせたモデルコースをご紹介します。
ポイントは、
「撮影場所だけを巡るのではなく、普通の旅行としても楽しめるコース」
にすることです。
【1日目】東京の『今際の国のアリス』ロケ地を巡る
9:00 渋谷駅スタート
まずは渋谷駅からスタート。
『今際の国のアリス』の物語を象徴する場所です。
もちろん、作品で印象的に描かれた「無人の渋谷スクランブル交差点」は、ここで撮影されたものではありません。
しかし、実際の渋谷スクランブル交差点に立ってみると、
「ここをモデルにして、あの世界が作られたのか」
と感じることができます。
普段は多くの人で賑わう渋谷と、作品の中の無人の渋谷。
その違いを比較するのも聖地巡礼の楽しみです。
10:00 SHIBUYA STREAM
『今際の国のアリス』シーズン2では、実際の東京でも撮影が行われています。
ROBOTの公式作品紹介ページでは、渋谷ストリームがシーズン2第1話の撮影場所として紹介されています。
作品を見てから訪れると、
「この場所、見覚えがある」
という発見があるかもしれません。
11:00 SHIBUYA SKY
続いて向かいたいのがSHIBUYA SKY。
こちらもROBOT公式のロケ地情報で、シーズン2第7・8話の撮影場所として紹介されています。
地上の渋谷を歩いた後に、今度は高層階から東京を見渡すと、作品の世界と現実の東京を比較しながら楽しめます。
ここでおすすめしたいこと
展望台から写真を撮るだけでなく、
「今際の国のアリスの撮影場所を巡っている」
という視点で東京の街を眺めてみましょう。
作品を知らなければ普通の東京の景色ですが、ファンにとっては特別な景色になります。
12:30 渋谷でランチ
1日目の昼食は渋谷で。
おすすめは、
- ラーメン
- 寿司
- とんかつ
- 焼肉
- 日本食
- カフェ
など。
海外からの旅行者なら、日本ならではの食事を選ぶのもおすすめです。
14:00 東京の街を散策
午後は、作品の舞台となった東京の街を楽しみます。
『今際の国のアリス』では、実在する東京の場所と撮影セット、VFXを組み合わせて「今際の国」が作られています。
シーズン2では、東京ロケーションボックスによると大手町や葛西ジャンクションでも撮影が行われました。
ただし、道路やジャンクションなどは安全上の理由から、無理に撮影場所へ近づくのではなく、周辺から雰囲気を楽しむ程度にしましょう。
16:00 東京観光を楽しむ
せっかく東京まで来たなら、ロケ地だけで1日を終えるのは少しもったいないです。ん。
おすすめは、
- 浅草
- 東京駅
- 新宿
- 原宿
- 明治神宮
など。
特に海外からの旅行者には、渋谷と浅草を組み合わせると、現代の東京と伝統的な東京を一度に楽しめます。
18:00 東京駅周辺または浅草で夕食
1日目の夕食は、
「日本らしい食事」
をテーマにするのもおすすめです。
例えば、
- 焼き鳥
- 天ぷら
- 寿司
- しゃぶしゃぶ
- すき焼き
など。
20:00 ホテルへ
翌日は栃木県足利市へ移動するため、東京駅や上野駅など、移動しやすい場所に宿泊すると便利です。
【2日目】足利市へ『今際の国のアリス』の撮影の秘密を訪ねる
7:30 東京出発
2日目はいよいよ栃木県足利市へ向かいます。
電車でも移動できますが、周辺観光まで考えるならレンタカーも便利です。
9:30 足利市へ
足利市は歴史ある街です。
『今際の国のアリス』のロケ地だけを目的にするのではなく、足利そのものを観光地として楽しむのがおすすめです。
10:00 足利スクランブルシティスタジオを知る
ここでは注意が必要です。
先ほど紹介したように、足利スクランブルシティスタジオは2025年末で運営終了となっています。
そのため、現在は「中に入って渋谷のセットを見学する」という観光コースにはできません。
ただし、
『今際の国のアリス』の無人の渋谷が、ここで撮影された
という事実を知ったうえで足利を訪れること自体には大きな意味があります。
「現在は一般公開されていないため、訪問の際は最新情報を確認してください」
また、跡地や周辺の状況についても、現地の立入禁止区域には入らず、安全に配慮しましょう。
11:00 足利学校
ロケ地巡りの後は、足利を代表する観光スポットへ。
日本最古の学校として知られる足利学校です。
『今際の国のアリス』とは直接関係ありませんが、
「映像作品のロケ地巡り+日本の歴史を体験する旅」
という組み合わせにすると、旅行としての満足度が高くなります。
特に海外旅行者にとっては、日本の歴史や文化を感じられるスポットとしておすすめです。
12:30 足利名物を楽しむ
足利市周辺でランチ。
おすすめしたいのが、
- 足利シュウマイ
- そば
- うどん
- とちぎ和牛
- 地元の定食
など。
作品の世界観とは違った、現実の足利の味を楽しみましょう。
14:00 鑁阿寺
続いて訪れたいのが鑁阿寺(ばんなじ)。
足利氏ゆかりの歴史的な寺院で、足利観光では外せないスポットです。
足利学校とあわせて訪れることで、
「足利の歴史を感じる旅」
を楽しめます。
15:30 あしかがフラワーパーク
時間に余裕があれば、あしかがフラワーパークへ。
特に春の藤や冬のイルミネーションは有名です。
『今際の国のアリス』の緊張感あふれる世界とは正反対の、華やかで美しい景色を楽しめます。
こうした「作品とは違う現実の観光地」を組み合わせることで、聖地巡礼だけではない旅行記事になります。
17:00 足利を出発
東京へ戻る場合は、時間に余裕を持って移動しましょう。
新幹線を利用する場合は、東京方面への帰路を考えて早めに行動するのがおすすめです。
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『今際の国のアリス』には全国にロケ地がある
実は、この作品のロケ地は足利だけではありません。
ROBOT公式のロケーション情報を見ると、東京、横浜、千葉、埼玉、群馬、静岡、富山、愛知、奈良、大阪、和歌山、神戸、北九州など、非常に多くの地域で撮影されています。
そのため、今回の東京・足利編だけでなく、
「今際の国のアリス ロケ地・神戸編」
「今際の国のアリス ロケ地・大阪編」
「今際の国のアリス ロケ地・北九州編」
など、地域別の記事へ発展させることができます。
これはブログ運営上かなり大きなメリットです。
シーズン3では神戸のロケ地にも注目
2025年に配信されたシーズン3では、神戸でも撮影が行われています。
神戸フィルムオフィスによると、シーズン3では神戸市内で数々のシーンが撮影されました。
さらに長田神社は、2025年10月に公式サイトで『今際の国のアリス シーズン3』の撮影に境内が使われたことを公表しています。劇中では別の神社名として登場しています。
また、神戸学院大学もポートアイランド第1キャンパスで撮影が行われたことを公表しています。
『今際の国のアリス』ロケ地巡りで注意したいこと
聖地巡礼では、普通の観光とは違う注意点があります。
① 現在も入れる場所なのか確認する
撮影当時は入れた場所でも、現在は閉鎖されている場合があります。
今回の足利スクランブルシティスタジオがその代表例です。
② 私有地には入らない
住宅、学校、企業施設などがロケ地になっている場合があります。
外観を道路などから眺めるだけにして、敷地内には無断で入らないようにしましょう。
③ 撮影禁止の場所では写真を撮らない
商業施設や学校などでは撮影ルールが設定されている場合があります。
現地の案内に従いましょう。
『今際の国のアリス』を見てから行くと楽しさ倍増
ロケ地巡りの前には、できればシーズン1から見返しておくことをおすすめします。
特に、
「渋谷の街から人が消える」
という冒頭のシーンは、この作品のロケ地を理解するうえで非常に重要です。
実際の渋谷を歩いてから足利の撮影セットの話を知ると、
「あの渋谷はこうやって作られていたのか」
という発見があります。
またシーズン2ではロケ地がさらに全国へ広がっているため、作品を見ながら、
「この場所はどこだろう?」
と調べる楽しみもあります。
1泊2日モデルコースまとめ
| 時間 | 1日目 |
|---|---|
| 9:00 | 渋谷駅 |
| 10:00 | SHIBUYA STREAM |
| 11:00 | SHIBUYA SKY |
| 12:30 | 渋谷ランチ |
| 14:00 | 東京ロケ地周辺散策 |
| 16:00 | 東京観光 |
| 18:00 | 夕食 |
| 20:00 | ホテル |
| 時間 | 2日目 |
|---|---|
| 7:30 | 東京出発 |
| 9:30 | 足利市到着 |
| 10:00 | 足利スクランブルシティスタジオの撮影秘話を振り返る |
| 11:00 | 足利学校 |
| 12:30 | 足利ランチ |
| 14:00 | 鑁阿寺 |
| 15:30 | あしかがフラワーパーク |
| 17:00 | 足利出発 |
※足利スクランブルシティスタジオは2025年末で運営終了しているため、現在は内部見学を前提としたコースではありません。
この旅がおすすめなのはこんな人
- 『今際の国のアリス』が好き
- Netflix作品のロケ地を巡りたい
- 山﨑賢人さんの出演作品が好き
- 日本のドラマをきっかけに旅行したい
- 東京だけでなく地方も観光したい
- 映画・ドラマの撮影場所に興味がある
- 海外から日本を訪れるアニメ・ドラマファン
- 写真を撮りながら旅行したい
まとめ|『今際の国のアリス』から始める日本旅行
『今際の国のアリス』は、単なる人気ドラマというだけではありません。
実際の東京や神戸、足利など、日本各地の街を舞台にしながら、大規模なセットやVFXを組み合わせることで、現実には存在しない「今際の国」を作り上げています。
特に印象的なのが、無人の渋谷スクランブル交差点。
実際の渋谷ではなく、栃木県足利市に作られた巨大なセットを使って撮影されていたという事実は、作品ファンならぜひ知っておきたいポイントです。
そして、2025年にシーズン3が配信されたことで、神戸など新たなロケ地にも注目が集まっています。シーズン3は世界190カ国以上で配信され、シリーズの海外人気も非常に大きなものとなっています。
だからこそ、
「ドラマを見る」
だけで終わらせず、
「ドラマの舞台となった日本を実際に旅する」
という楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。
東京の渋谷から足利へ。
そして次は神戸、大阪、北九州へ。
『今際の国のアリス』をきっかけに、日本各地を巡る旅を計画してみるのもおすすめです。


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