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TAKIBI

海外旅行中にクレジットカードの紛失・盗難にあった時の対応と事前対策

クレジットカード

日常の生活から離れて海外へ行くのは、ワクワクして楽しみな反面、心配な点もあるかと思います。
特にあまり海外旅行に慣れておられない方だと、色々と不安ですよね?
その心配事の1つは、海外に行くと盗難の被害に会う可能性が高くなる事ではないでしょうか?

私は海外旅行が好きで色んな国に行きましたが、気を付けているお陰かその様な被害に遭ったことはありません。でも友人の中には盗難の被害に遭った人達もいて、その話を聞いてみると手口が巧妙で直ぐには気づかなかったと言う人が殆どです。怖いですよね。
楽しい旅行を台無しにしないためにも、事前の準備と万が一の際の対応方法は知っておいた方が良いですよね? 今回はもしも海外旅行中にクレジットカードの盗難にあった時の対策についてお話しします。

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海外でクレジットカードが盗まれたらどう対応する?

どんなに気を付けていても、盗難にあう可能性をゼロにすることは難しいです。海外での盗難の手口は巧妙で、私の知人もパリで込み合った電車に乗っている時にハンドバックの一部が切られて、気づかない間に財布を盗まれたそうです。盗難の被害にあう以外にも、自分で紛失してしまう事もあるかもしれません。

もしクレジットカードが紛失・盗難にあった場合、最初の応対としてするべきことはカードのサービス利用停止の手続きをすることです。紛失してしまったり、盗難にあったことに気づいたら直ぐにクレジットカード発行会社に電話をかけましょう。

もしカード発行会社の番号が分からない場合には、VISA,MASTER,JCBなどのクレジット会社に直接、電話をかけることも可能です。主要なカード会社であれば、滞在先の海外から日本語で話せるオペレーターに繋がるサービスがあります。

クレジット会社への盗難被害の連絡を入れた後は、現地の警察署に紛失・盗難の被害届を出して、その証明書(ポリスレポート)を取る事が必要になります。この証明書を手に入れる事が出来ないと、不正に使用された場合の補償を受け取ることが出来ない等の問題が生じてしまいます。こちらはちょっとハードルが高くなります。なぜなら、現地の警察では日本語は通じない事がほとんどだからです。もし団体ツアーで参加されている場合には、添乗員さんか現地スタッフの方に相談してみましょう。

もし言葉が通じなくて、どうしても困った場合には現地の大使館などの在外公館に連絡して、その対応方法について相談してみましょう。大使館や領事館の職員が直接、現地の警察署に同行するような直接の手助けは出来ない事になっていますが、どのように行動したら良いのか、対策のアドバイスをもらう事は出来ます。また、届け出の手順を説明してくれたり、民間の信頼できる通訳を紹介してくれたり、2次的なサポートはしてくれます。私の知人もパリで財布ごと盗難にあって困った時に、現地の大使館に相談に行った所、丁寧な応対をしてくれたと言っていました。

また、このポリスレポートの発行には時間がかかる場合が多いです。その場合はクレジット会社に連絡をして、その後の対応策を相談されることをお勧めします。国によっては(タイやエジプトなど)、通常の警察署ではなく、ツーリストポリスという盗難・紛失専用の窓口がある場合もあります。

これらの手続きが無事に終わると、もしクレジットカードが不正に使用された場合にもカード保持者が被害額を支払う必要は無く、クレジットカード会社が補償してくれます。
紛失や盗難が発生した後、もしどうしても現地で使用するクレジットカードが必要な場合には、海外専用緊急再発行カードと言うサービスを申し込むことも可能ですので、その場合にはカード会社にご相談下さい。

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クレジットカード盗難、紛失の場合の事前対策は?

通常、現金とクレジットカードを財布に一緒に入れておられる方がほとんどでは無いでしょうか? でも海外旅行される場合には、万が一の為の対策として現金とクレジットカードは別々の入れ物に入れて持たれることをお勧めします。その方が被害が最小で済みます。それが紛失・盗難の事前対策の第一歩です。
大事な物(財布やパスポートなど)はリュックや手提げ袋に入れるのではなく、ウエストポーチなどの体に密着出来るタイプのバックに入れて取られにくい様にしましょう。

また万が一の事を考えて、旅行前にクレジット会社の緊急連絡先番号、クレジットカード番号、有効期限などのカードの情報を控えておくことも大事な対策の1つです。その場合、メモした情報は必ずお財布の中ではなく、別の場所に保管してください。携帯電話でクレジットカードを写して保管するのも簡単な方法ですが、その場合は携帯電話を無くさないように気を付けてくださいね。
またクレジットカード発行会社の緊急連絡先がフリーダイヤル(0120から始まる番号)になっている事も多いのですが、その番号には海外からかけることが出来ませんので、必ずそれ以外の番号を控える様にして下さい。

クレジットカードの選び方は?

海外旅行に行くなら、クレジットカードは必需品です。その大きな理由は”現金よりも安全”と言う点です。それから通貨を両替するよりもクレジットカードで支払う方がお得ですし、ホテルのチェックイン時に提示を求められる事もあり、証明書代わりになることもあります。

その他の大きなメリットは、カードに付帯している海外旅行保険を使うことが出来ることです。このため、私は有料の海外旅行保険に入った事がありません。ただ1枚のカード(年会費無料の場合は特に)に付帯している保険額は、傷害疾病治療費が通常100万から300万円程度です。これでは海外でケガをしたり、急病になったりした際に治療費が自己負担になってしまう場合も多いので、複数枚のカードを持参される事をお勧めします。それぞれのカードに付帯している旅行保険を合算することが出来ますので、万が一、救急病院に行くことになった場合でも安心です。

では、どのクレジットカードが良いのでしょうか?
まずクレジットカードにはVISA,MASTER等いくつかのブランドがありますが、VISAを選択される事をお勧めします。その理由は知名度が一番高く、世界中どこに行っても一番使いやすいカードだからです。ちなみにJCBはアジア圏では使える所が割と多いですが、欧米では使えない場合が多いので海外旅行ではお勧めしません。

次にカードの発行会社についてですが、その選択肢はたくさんあります。その中から何を一番重視するかによって選択するカードが違ってくると思いますが、もし海外旅行保険を重視して作られる場合について様々な情報を比較してみた所、以下の3つのカードをお勧めします。(カッコ内は補償の限度額)

*三井住友VISAカード
(死亡、後遺症)2000万円 (入院、通院)50万円 (携行品)15万円

*エポスカード
(死亡、後遺症)500万円 (入院、通院)270万円 (携行品)20万円

*楽天カード
(死亡、後遺症)2000万円 (入院、通院)200万円 (携行品)なし

最近は自動付帯が少なくなり、カードでの利用をすることが必要になりますのでお気を付けください。

まとめ

・もしクレジットカードの紛失・盗難の被害にあったら、カード会社にまず電話
・ポリスレポートの手続きが難しい場合には、現地の在外公館に相談も可能
・紛失・盗難の事前対策の第一歩は、貴重品は別々に保管すること
・クレジットカードの情報とカード会社の連絡先は前もってメモ
・海外旅行保険の補償金額を合算するため、カードは2枚以上
・カードのブランドはVISAがお勧め
・海外旅行保険の補償額で選ぶなら、三井住友VISAカード、エポスカード、楽天カードがお勧め

参考になりましたでしょうか? 準備を万端にしていけば旅行も楽しめますね。

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