時間も体力もたっぷりある大学生。大学生の間にどんどん旅行をして社会に出る前の見識を深めてほしいと思います。大学生におすすめの旅行先としてルワンダ共和国(以下ルワンダ)があります。海外旅行でルワンダに行くという人はあまり聞かないマイナーな国の一つです。
映画「ホテルルワンダ」のモデルとなった、1994年に勃発したルワンダ虐殺。120万人以上の命が失われたといわれるこの悲しい歴史を思い浮かべる人も多いかもしれません。ルワンダは千の丘の国といわれており、首都キガリでもその美しい街並みを見ることができます。
ルワンダへの海外旅行プランと観光スポット情報
有名な観光スポットがあるわけではないルワンダですが見どころはたくさんあります。
まずは、キガリ虐殺記念館でルワンダの歴史をたどること、それから最近の観光の目玉であるゴリラトレッキングツアーをおすすめします。ルワンダは、ゴリラで有名な国です。費用がかかりますが時間とお金に余裕のある方はぜひ参加してください。
それでは、春休みに行くルワンダ旅行、プランと観光スポット情報です。まず、ルワンダ旅行は準備が大切です。ルワンダに入国するにはイエローカードの提示が必要です。イエローカードとは黄熱予防接種の接種証明書です。イエローカードは接種後10日から有効になるので余裕をもって、接種しましょう。また、生涯有効になるのでルワンダ旅行後も大切に保管しましょう。
他にもA型肝炎、B型肝炎の予防接種もうけておくと安心です。マラリアに関してはあまり、危険視されていませんでしたが、近年感染者が急増しているようです。マラリア対策も十分していきましょう。
ルワンダへは飛行機での移動になります。直行便がなかったので乗り継ぎをしましたが、割と快適な旅でした。カタール航空を利用しましたがみなさん親切でしたよ。機内食もおいしかったです。首都キガリに到着したのが夜だったのでその日は、ホテルでゆっくり休み、翌日、キガリの散策をしました。
まず、ルワンダにきたら外せないのが、キガリ虐殺記念館(キガリ・ジェノサイド・メモリアル)です。上述しましたが、ルワンダは千の丘の国といわれており、大小さまざまな丘が街中に点在しています。その雰囲気はどこか牧歌的で、平和的に見えます。私もあまり考えず、なんとなく平和的な街並みを楽しみながら記念館にはいりました。しかし、入った瞬間私の平和ボケした頭をガーンと殴られるような衝撃をうけました。広島の原爆ドームを訪れたときと同じ衝撃といえば、日本人にもわかりやすいかもしれません。
館内には、虐殺前のルワンダの情勢からパネルなどを展示して歴史がわかりやすく説明されています。パネルは、目をそむけるような生々しいものや悲惨なものもとても多いです。でも、これを人間が本当に犯したことなのだと目を背けてはいけないと感じました。記念館には、現在のルワンダそして未来のルワンダと続く内容です。日本がそうであったように、ルワンダのみんなも前をむいて、未来を信じて生きているんだと思いました。
記念館自体は無料ですが、寄付で運営されているそうです。寄付をされる方もたくさんおられました。旅の最初からなんだか暗い気持ちになってしまいましたが、ルワンダという国を知るためには最初に訪れることをおすすめします。
次に、お楽しみだったゴリラのトレッキングツアーです。費用が15万円くらいかかるので大学生には敷居が高い顔しれませんが、貴重な体験ができるのでおすすめのプランです。ボルカノ国立公園では一日80組程度のトレッキングツアー客を受け入れているようです。私は、日本でも趣味でトレッキングをしているので、トレッキングをしながらゴリラを探すというこのツアーがとても楽しみでした。
集合場所に行くと、様々な国の人たちが集まっていました。参加者を8人くらいのグループにまず分けます。私は、同じツアーできた日本人と同じグループでしたが、違う国の人たちで組んでいるところもあったようです。グループに分かれたらそれぞれ、さがすゴリラの群れについてミーティングをします。そこで、なぜかゴリラ語を教えてもらえます。見つけたらコミュニケーションをとってみてということかなと思います。
私たちが探すゴリラの群れは比較的入り口近くにいることが多いとのことでしたたが、見つけるまでに1時間ほどかかってしまいました。天候がわるいとゴリラに会えないこともあるらしいので、1時間でもラッキーなのかもしれませんね。はじめは、簡単な山歩き程度の道ですが、中に入っていくと、どんどんシャングル化していきます。前も横も後ろもどこもかしこも草となったときくらいにようやく最初のゴリラに遭遇しました。
第一印象はでかい!です。動物園でみたことがあったはずですが、とにかくでかいです。そして、やはり人間と近いものを感じました。習ったゴリラ語で話しかけている人もいましたが私は恥ずかしくてできませんでした。一度群れを見つけるとそのあとは、次々にたくさんのゴリラを見ることができます。木に登るゴリラや、親ゴリラの背中に乗る赤ちゃんゴリラなどとてもかわいかったですよ。
今回は、内容がきまっているツアーだったためいけませんでしたが、他にもサファリパークのようなツアーやチンパンジーが見られるツアーもあるようです。ぜひ、挑戦してみてください。
春休みに行くルワンダの治安と服装について
次に、春休みに行くルワンダ旅行、現地の治安と服装についてです。
ルワンダ虐殺という悲しい歴史があるルワンダですが、その反省から今ではアフリカで一番ともいわれる治安の良さです。夜でもあまり物騒なことはありません。もちろん女性の独り歩きなどは控えてくださいね。また、ポイ捨てすると罰則があるため、街もとてもきれいです。安心して旅行できる国ですよ。
服装についてですが、アフリカですが標高がそれなりにあるようでめちゃめちゃ暑いということはありません。マラリアに感染する可能性があるので、上下とも長袖がおすすめです。また、トレッキングツアーなどに参加する場合は、必ず山歩き用の衣服を身に着けるなど肌を出さないようにしてください。
春休みに行くルワンダ旅行、現地の食事はとおすすめレストランは?
最後に春休みに行くルワンダ旅行、現地での食事、おすすめのレストランについてです。海外旅行での悩みの一つは食べ物ですね。ルワンダには、日本食のレストランがたくさんあります。日本食だけでなく韓国料理店などもあり、食事にはあまり困らないと思います。でも、せっかくマイナーな国にきたのだから現地の料理も食べてみたいですよね。
ルワンダの現地料理は、豆やイモを主食としたものが多いです。日本でもエスニック料理店などで出されることがありますが、そんなに日本人の舌に合わないことはないと思います。おすすめはルワンダの家庭料理がたべられるレストランです。キガリにあるRepubLoungeは、ルワンダだけでなくほかのアフリカ料理も堪能できるのでおすすめですよ。
まとめ
ルワンダのおすすめの観光スポット、プランを紹介しました。時間のあるのは大学生のうちです。ぜひ、海外に飛び出してみましょう。ルワンダは、国民も温かい人も多く、自分の人生観を変える出会いもあるかもしれません。歴史についても考えることができる私のとても大好きな国です。虐殺については日本の戦争とも通じるところがあります。そのような面でもおとずれて損のない国ですよ。
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