一人カフェ、一人飯…この頃、一人で行動しちゃうアクティブな人が増えています。でも海外旅行は、流石に一人だと危ないかな、としり込みしちゃう方も多いのでは?
私は20代の女性ですが、3年ほど前に一人で欧米を半年間旅行した経験があります。今でもヨーロッパには、一人でフラッと出かけたりしています。今までの海外旅行経験から学んだことをもとに、安く安全に旅行するコツや注意点を伝授致します。
思い切って日本から飛び出て、夏休みを海外で楽しみましょう!
夏のヨーロッパへの一人旅の計画の立て方
海外旅行の計画を立てる上で一番重要なのは、当たり前ですが場所です。どこの国に行きたいか?何をしたいか?いくつか候補を出してみましょう。
現地で友達が出来ることもありますが、ずっと一人で過ごす可能性もあります。暇にならないよう、自分が強く興味のあるところ、行きたいところがたくさんある場所を選ぶと、より充実しますよ!
候補が絞れたら、航空券やホテルの相場を見てみます。最寄の旅行会社に話を聞きに行ったり、楽天などインターネットで検索して調べてみましょう。予算オーバーしていないでしょうか。また、移動時間の確認も大切です。半日以上飛行機に乗ることもあるので、休暇内で観光時間を確保できるか、スケジュール的に無理がないか確認しましょう。
上記の点で検討して旅行地を決めたら、いよいよホテルや航空券の手配です。個人でインターネットから予約しても良いですし、今は一人旅用のツアーもあります。自分の希望にあったものを選びましょう。個人手配の場合、空港からホテルへの移動に無理が無いかも確認してください。空港は市街地から遠く、夜はバスや電車の本数も減ります。スーツケースをずっと引きずっての移動ですから、無理が無いか確認しましょう。
ホテルや航空券の手配が終わったら、スケジュールを詰めていきます。行きたい場所を地図で見て、移動時間、移動手段を見つつ画を立てましょう。現地ツアーやアクティビティを申し込む場合は、早めに予約しないと定員締め切りになる場合もあるので注意!
鉄道やバスの乗り場、料金、出発時間は細かく確認しましょう。乗り逃すと何時間も来なくて1日の計画が…ということもあります。現地で調べる時間が勿体無いので、日本で調べられることは全て調べる!現地では計画通り動いて楽しむだけ!というぐらいにしっかりスケジュールを立てましょう。
私は夏のパリに行きました。私の計画の立て方や、実際の旅行の注意点などを順にご紹介します。紹介内容は下記の通りです。
1.航空券の手配とホテル探し
2.現地での計画を詰める
3.必要な準備と、持ち物
1.航空券、ホテル探し
一人旅はとことん自由なのが好きなので、ツアーは使いません。航空券やホテルは、Webから個人手配しています。私はいつも、航空券は「スカイスキャナー」、ホテルは「Booking.com」で探しています。
航空券は、安かったのでアエロフロートにしました。この航空会社は初めてだったので、評判をクチコミサイトで確認。モスクワ乗換えだったので、飛行機が遅れても困らないよう、乗換え時間に余裕がるある航空券にしました。
ホテルは、空港からバスで行けるオペラ通り付近。大通り沿いで治安的にも安心ですし、空港への移動や観光の際のアクセスも便利な場所です。Booking.comのクチコミも参考にしつつ、地図で場所を確認して、移動や治安が大丈夫か確認してから予約するようにしました。
また、ずっと一人は寂しいかなと、2泊ほどゲストハウスの予約も入れました。ゲストハウスは友達を作りやすいので、抵抗感の無い方にはおすすめです!
2.現地での計画を詰める
現地でやりたいことをリストアップし、スケジュールを立てます。地図を見て場所を把握し、移動時間を考えて、無理の無い計画を立てることが大切です。
一人でずっと観光するのも寂しいなと思ったので、インターネットで現地ツアーを探して、モンサンミッシェルに行きました。「パリ 現地ツアー」ようにWebで検索するといくつか出てきます。日本の旅行会社に聞いて、店舗で説明を聞いて予約することも可能です。
モンサンミッシェルは、一人だと行くのが大変な場所なので、ツアーはとても便利でした。一人旅の女性が他に2名いましたので、お喋りしつつ一緒に観光しました。
3.必要な準備と持ち物
海外旅行でこれだけは準備、あるいは持っていった方がよいと思うものを紹介します。
■wifiをレンタル
スマホを現地で使うとなるとwifi接続が必要になります。ホテルなどのフリーwifiだけでは不安なので、私はいつも海外旅行用のwifiレンタルを利用しています。これならどこでもだいたい接続できるし、電話もLINEでできるので、金額を気にすることなく安心です。
SIMフリーのスマホを持っている場合、現地でSIMカードを買うのも良いですが、カードによっては途中で繋がらなくなるトラブルもあるので、海外に慣れていない方にはおススメしません。wifiレンタルは、インターネットで契約し、空港で搭乗前に借りて、返却も空港のポストに入れるだけなのでお手軽です!
■クレジットカード、現金の用意
クレジットカードは海外旅行に必須です。私はいつも、海外ATMでも引き出せる銀行のキャッシュカード(デビット機能付き)と、VISAとMasterCardを1枚ずつ、合計3枚は持っていっています。
JCBは海外だと加盟店が少ないので、世界のどこでも使えるVISAかMasterCardがおススメです。磁気不良でカードが使えなくなることもあるので、予備含め複数枚持っていってください。しかしたくさん持っていっても、現地で落としたり盗まれた場合に手続きが面倒なので、3~4枚に絞りましょう。
普段あまりカードを使わない人もいると思いますが、海外ではカード中心にしたほうが楽です。お財布にたくさんお金が入っているのをレジで見られてしまうと、スリの対象になることも有り得ます。
現金は、現地で使う予定の金額+1~2万円ほどを両替します。100ユーロ札は使えない店も多いので、なるべく小さい額のお札に両替してもらっています。
■防犯グッズティグッズの用意
一人旅では、どんなに警戒してもしすぎということはありません。私は怖がりなので、いつも東急ハンズなどで、一人旅用の防犯グッズを揃えます。私のおススメは下記です!
①スキミング防止のパスポートケース(ストラップホール有り)
②スキミング防止カード
③シークレットベルト(なるべく薄手のもの)
スキミングとは、パスポートやクレジットカードの磁気ストライプに入力されている情報を抜き出し、全く同じものを複製する犯罪です。スキミング防止と書かれたパスポートケースは、これを防ぐ特殊な加工がされた製品です。安価なので、是非買ってみてください。搭乗時は首から下げられるとパスポートを無くさず便利なので、ストラップを付けられるタイプがおススメです。
スキミング防止カードは、クレジットカードと一緒に財布に入れておくとスキミングを防いでくれるカードです。私は2枚ほど、いつも財布に入れています。
シークレットベルトは、お腹に巻ける小物入れです。薄型で、服の下に巻けます。財布がすられた場合に備え、予備のカードやお金などを財布と別に入れておくと安心です。私はなるべく薄型で、服の下につけても邪魔にならないものを選んでいます。
ヨーロッパ一人旅の体験と注意点、そして学んだこと
いよいよ現地!
夏は旅行シーズンで、パリには様々な国の人がいます。天気もよく、モンマルトルのカフェでコーヒーを飲みつつのんびりするだけでも、すごく楽しかったです。英語が結構通じるので、カフェで隣に座った方や、店員さんともお喋りしていました。
3日間は、日本人の宿泊者が多いゲストハウスで友人を作り、ご飯を食べたり、美術館に行ったり、ちょこちょこ一緒に遊びました。パリまで行って日本人と…と思われるかもしれませんが、留学中の人やバックパッカー、異業種で働いている人など、普段出会わないタイプと話せるのはかなり楽しかったです。
■一人旅でよかったこと
なんと言っても、自分のペースで楽しめるところです。人の反応を気にせず、行きたいところに行くことが出来ます。海外旅行はツアーだとどうしても時間が足りず慌しくなりますが、一人なら思う存分のんびりできます。満足するまで写真を撮ったり、教会でぼーっとステンドグラスを見たり、カフェで周囲の人の様子を眺めながら本を読んだり…とても贅沢な時間でした。
■一人で困ったこと
女性一人ですと、軽々しく夜出かけられないので、夜は少し暇だなあと感じました。夜遊びたいなと思ったときは、ドミトリーの友人を誘って出かけたり、ホテルのフロントで安全なバーやレストランを聞いて行ってみたりしていました。
■学んだこと、注意点
一人で海外に行くと、日本ではいつも回りに人が居たんだなあと気づきます。一人でじっくり考える時間ができ、内面と向き合える余裕が持てます。
学んだ大きなことは、自分はテレビや本で世界を知った気になっていたけど、実際に行くと全然知らないのだと知れたこと。がっかりすることも有りますし、本物は違う!と感動することもあります。でも知ったかぶりじゃなく、実際自分が足を運んで見て体験できた、というのはちょっとした自信になったりします。
しかし一人旅は、助けてくれる人が周りに居ないですから、一人で全て対処する覚悟が必要です。楽しみすぎて、隙だらけにならないよう、常に注意することが大切です。
まとめ
これから旅をする方へ
一人旅は、やはり怖い面もあります。スリに気をつけて、治安のいい場所を歩くようにして…と常に警戒心を持たないといけません。しかし、一度一人で海外旅行に行くと、「海外に行くって思ったより簡単なんだな」と気づきます。色々手配して、必要なお金を払い、足を動かせば、誰でも行けるのです。特別な資格も必要なし。世界は繋がっているし、近いんだなと感じられます。
普段と違う景色のなかに一人飛びこんでみたい、という方は、是非一度挑戦してみてください!
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