大学生という立場だからこそ思い切ったことができるものですが、春休みにちょっとマイナーな海外の国に旅行してみるのはどうでしょうか。今回はその中で日本人にはちょっと有名な国でありながらあまり知られてはいない東欧の国ブルガリアを選び、その中から首都であるソフィアと第二都市であるプロブディブその観光スポットやプランの立て方などを紹介します。
春休みに行くブルガリア旅行そのプランと観光スポット情報
日本からの観光としてはマイナーなブルガリアはフランスやドイツ、イギリスといった西欧とは違いツアーが少なく、エアーチケットも高めですし、直行便はありません。どこかを経由しなければならないのですが、あまり安いチケットを見つけることは難しいでしょう。ただオススメとしてはトルコのイスタンブールまでの往復チケットを購入し、そこからバスでブルガリアに入るという方法があります。この方法だと比較的安いチケットが買えることが多く、しかもトルコも少し味わえるというおいしい体験となります。
トルコのイスタンブールからブルガリアのソフィアまでは深夜出発か朝早くのバスがあり、だいたい8時間くらいですが、深夜バスは快適でしかも経済的です。最初にプロブディブを回るであれば6時間ほどで着くことができ、楽しいバス旅行になるでしょう。
滞在期間としてのオススメは長いほどブルガリアを楽しめるので余裕を持った計画をオススメしますが、最低ソフィアに3日、プロブディブに3日でだいたい1週間ほどを考えるとよいでしょう。もし日程としてあまり長い期間が難しく5日間ほどしかないということであれば、レンタカーを借りるのがよいかもしれません。ブルガリアのレンタカーや安くて、時期や業者にもよりますが、ローコストのレンタカー業者を利用すれば1日1000円以下でも借りられる場合がありますので、効率よくあちこちを回ることができ、刺激的な旅行になるでしょう。
交通渋滞はほとんどなく、都市部でもそれほど人口が多くないのどかな国であり、東欧らしい静かでヨーロッパの田舎という雰囲気がたまりません。ソフィアで絶対に観光したいのは都市中心部の遺跡や教会であり、徒歩で丸1日あればだいたい見て回ることができます。急ソ連時代のいかにもというアレクサンドル・ネフスキー大聖堂やニコライ聖堂、ボナヤ教会、その他地下教会とか、地下鉄周辺に遺跡が発掘されており、遺跡がたくさんあります。古代遺跡の歴史とそしてその上に近代的な建物、この両方がミックスされた景観は見事であり、決して西欧のような派手さはないものの、ブルガリアの過去の時代の歴史を垣間見ることができるでしょう。
Balkan Bites Food Tours (トリップアドバイザー提供)”>
しかもさらに嬉しいことに実はソフィアにはフリーツアーがあり、バルカンバイツフードツアーという名前です。それはブルガリアの食事を試飲しながら市内を観光することができるもので、無料しかもブルガリアで有名なヨーグルトを使った料理やパン、そしてお洒落なレストランに入って軽いデザートのようなものをみんなで食べながら、その料理の特徴や文化歴史を知ることができます。
英語でのツアーですが、インターネットから申し込みができ、午後2時くらいに集合し3時間くらい20人から40人くらいのグループで街中を歩いていきます。世界中から観光客が集まっており、アジア系は少ないですが、このツアーには参加するべきです。
ソフィアではもう一つ絶対に観ておきたい観光スポットとしてリラの修道院があります。レンタカーがあると便利ですが、それが難しい場合にはバスで行くことができ、だいだいソフィアから2時間前後くらいです。そのデザインと山の中にひっそりと佇む姿が美しく、世界遺産として登録されたブルガリアらしさを感じるセンスの良さが見事です。
ソフィアから今度はプロブディブという第二都市の紹介ですが、だいたい2時間あれば移動することができます。プロブディブは最古の歴史ある都市のひとつでローマ遺跡がたくさんあること、それ以前の時代にさかのぼるものまであります。有名なローマのシアターや競技場、そしてきれいに観光地化されたプロブディブの街並みと綺麗な家はかわいくて写真を撮りたくなるところばかりです。
プロブディブは盆地のようになっており、丘から眺めるスポットが幾つかありますので、そこからの眺望は、特に夕日は最高であり、デートスポットとしてオススメです。そしてこのプロブディブにもフリーツアーがあり、このツアーにも参加することができます。プロブディブ市内をみんなで歩きながら古代の歴史を紐解き、建物の特徴や人々の暮らしなどを知ることができ、このツアーも刺激的です。プロブディブはお洒落なヨーロッパらしいショッピング街や歴史地区のエリア、そして住宅地があり、変化に富んだ街並みが魅力です。
春休みに行くブルガリア旅行、治安と服装
ブルガリアの治安ですが、ソフィアは首都であり人が集まってきていますが、治安が悪いと感じることはありませんでした。基本的に人々は親切な白人がほとんどであり、のんびりとしています。道がわからなくて困っていると声をかけたりしてくれましたので良い印象を持っています。ただ地元のスーパーに行ったときに物乞いをする子供がいて、難民なのかよくはわかりませんでしたが、貧しい人たちもいるのは確かです。ひったくりなどには注意する心構えを持つことができますが、それほど過敏になることもありません。
服装は日本の東北くらいのイメージで良いのではないかと思います。東北の春はまだまだ寒いのでダウンジャケットなどで温かくしてのお出かけが必要であり、寒さ対策は万全にしておくことです。とはいえ温かい春の日差しを受ける天候に恵まれるかもしれず、楽しい旅行になるでしょう。
春休みに行くブルガリア旅行、現地での食事オススメのレストラン
ブルガリアはバルカン料理というのがあり、値段は高いですがおいしいです。ヨーグルトを使った独特の味付け、そして生野菜のトマトときゅうりを荒切りしたようなスタイルのものがあります。ビールは安く、ワインもミネラルウォーターのようにして飲むことができるのでワクワクです。個人的にはスーパーマーケット、カーフランドというチェーン店があちこちにあり、ここは現地の人たちの日用品の買い物のお店になっています。
チーズやオリーブ、ヨーグルト、そしてアルコール系が激安であり、それらを買ってホテルなどで食べるのは楽しいです。こうしたスーパーの中にはお惣菜コーナーがあり、そこでブルガリアのこってりしたジャガイモを使った料理とかを買って食べるのも満足度が高いです。物価の低いブルガリアは日本よりもかなり安いお金でお腹がいっぱいになれます。
まとめ
東欧最貧国と言われることもあるブルガリアは確かに豊かではなく、発展しているとも言えないマイナーな国かもしれませんが、白人としてのマナーの良さ、素朴さ、そして地方都市のような落ち着きと大自然の綺麗な景色、そしてなによりも歴史を感じさせる遺跡の宝庫です。
ヨーグルト大国にふさわしくお店にはヨーグルトがずらりと並んでおり、ワインの名産地でもあります。海外旅行先としては味わい深さがありますので、今から海外旅行プランを立ててみるのはいかがでしょうか。ホテルも食事も移動のためのコストもかなり安いので節約しながらのヨーロッパ東欧を楽しめるでしょう。
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